格安SIMカードってなあに?
SIMカードとは、インターネット・通話をするためのICカードです
SIMカードとは、スマートフォン、タブレット、携帯電話、モバイルWi-Fiルーターなどの中に入っている小さいICカードです。 LTE・3Gといったモバイル回線を使ってインターネットや通話をするには、このSIMカードが必要です。
サービスを提供しているのが「MVNO」である
MVNOとは、自社で通信設備を持たず、他社(MNO)の通信設備を借りて通信サービスを提供する会社をさす。MVNOはMobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)、MNOはMobile Network Operator(移動体通信事業者)の略。OCNやIIJ、BIGLOBEなど、インターネットのプロバイダで有名な会社も多数参入し、ユーザーにより良いサービスを提供しようと競争になっています。
ネット・通話ができる「音声通話SIM」と、ネットのみ使える「データ専用SIM」の2種類
スマートフォンで通話・ネットを利用したい方は「音声通話SIM」を選びましょう。090・080番号の音声通話も利用でき、多くがMNP(番号ポータビリティ)に対応しているので、現在利用している電話番号をそのまま継続して使えます。タブレットやモバイルWi-Fiルーターで使うなど、ネットのみ利用したい方は「データ専用SIM」を選びましょう。
格安SIMカードのメリット・デメリット
格安SIMのメリット・デメリット
契約年数が短い
キャリア契約すると通常2年契約になります。しかし、SIMカードではデータ通信のみだと契約年数は1ヶ月、音声通話付きでも半年程度の契約と非常に短いので乗換えが非常に気軽にできます。
月額料金が安い
キャリアで今スマホの月額料金は約7,000円程度が平均的ですが、SIMカードを活用すると中古スマホなら月2,000円程度で利用することができます。
好きな端末が選べる
SIMフリー対応のスマホなら大体どんな端末でも利用することができます。(基本的にdocomoのみ)
中古端末を上手に活用できる
最近ではブックオフやゲオなどで中古のスマホを買えばSIMカードをさして利用することができます。高額な新品のスマホを購入したくないという人にオススメです。
海外旅行先でも使える
海外ではSIMフリースマホは当たり前!といわれるほど普及されています。海外旅行先では現地でプリペイドのSIMカードを購入してスマホにセットすればOK。
格安SIMのメリット・デメリット
通話料が割高
通話かけ放題や家族間の無料通話がなくなるため、
メールアドレスの制限
携帯キャリアの「@docomo.ne.jp」などのメールアドレスが利用できなくなる
保証の制限
現在の端末をそのまま利用する場合、携帯電話会社が提供している端末の保証がなくなる
キャリアからSIMへの乗り換え(MNP)
キャリアから格安SIMへの乗り換え(MNP)で、毎月のスマホ代を節約できます
「格安SIM」には毎月の携帯代を半額以下にできるプランも多数あり、大幅な節約が可能です。
携帯キャリアを途中で解約すると、特定の月以外は契約解除料が必要になり、格安SIMを始める場合は初期費用がかかります。番号をそのまま引き継ぐ場合はMNP転出手数料がかかります。さらに、端末代金を分割で支払っている場合は、残額を支払わなければなりません。乗り換え時に一時的な金額はかかりますが、毎月の携帯代の節約額と比較すると、数か月で元が取れる場合も多いでしょう。
設定は簡単
格安SIMに申し込み後(※)、送られてきたSIMカードを端末に挿し込んで簡単な設定をするだけで利用開始できます。
※MNPの場合、格安SIMの申込前にMNP転入出の手続きが必要です
格安SIMの実践
格安SIMの選び方
SMS対応
電話番号同士でメッセージが手軽に送受信できる「SMS(ショートメッセージサービス)」に対応しているプランを絞り込めます。LINEを開始するときの認証処理はSMSの利用が便利です。音声通話SIMは、SMSに標準対応しています。
SIMの種類
タブレットやモバイルWi-Fiルーターで使うなど、ネットのみ利用したい方は「データ専用SIM」、スマートフォンで通話・ネットを使いたい方は「音声通話SIM」を選びましょう。
MNP対応
現在利用している電話番号をそのまま引き継げる「MNP(番号ポータビリティ)」に対応しているプランです。
格安SIMの選ぶ前に
自分が使うデータ量を把握しましょう
格安SIMは利用するデータ量によって料金が違うので普段のデータ量を確認しましょう。正確なデータは、各社のサポートページから確認する方法が確実です。
○Android 4.0以上の端末で確認
「設定」機能内の「データ使用」や「モバイルデータ」等のメニューから確認できます(端末によってメニューの名前が異なります)。
○各社のサポートページで確認